歯科医院で働いていると、入れ替わりの多い職場では毎年何人も新人衛生士、新人助手が入社してきます。そのたびに新人指導をしているという人も多いのでは?経験者や覚えの良い人であれば、全く問題ないのですが、新卒衛生士やブランク衛生士、未経験助手など、なかなか仕事を教えるのが大変なこともあります。新人指導で新人の覚えが悪いと、だんだんイライラしてきてしまうこともありますが、怒っていても新人はできるようになりません。なかなか覚えてくれない新人さん、そんな時は少し視点を変えて指導してみると良いかもしれません。
新人指導の進め方
基礎から教える
特に、新卒衛生士、ブランク衛生士を指導する際には、歯科の基本はわかってるだろうと思ってしまいがちです。しかし、新卒は学校や実習先によって覚えていることや出来ることが違います。ブランク衛生士に関しては、ブランクによっては新卒よりも歯科のことを覚えていない可能性もあります。わかるものと思って基礎を省いてしまうと、何をやっても覚えない、出来ないということになってしまいます。基礎ができているかを確認、出来ていないようなら教えてあげましょう。
指示は詳細に
何かをお願いするときには詳細に指示を出してあげましょう。わかるだろうという気持ちで簡単な指示にする、曖昧な指示でじゃ、自分自身で判断することが難しい新人は困ってしまいます。詳細に指示を出してあげるのが親切でしょう。
新人指導の実践
出来ることからやらせる
なにか出来ることがあれば、どんどんやらせましょう。実践してみて、感覚で覚えられることもあります。患者さんに迷惑をかけない程度に、どんどんできることはやらせてみましょう。
なかなか覚えてくれない新人さんへの指導についてお分かりいただけましたか?歯科にはいろいろな人が働きにきます。新人指導は、広い心を持って、相手の気持ちになって行うことが大切です。優しい、頼れる先輩衛生士を目指したいものですね。