退職・転職理由~向上心がポイント~

退職・転職理由の書き方

退職・転職理由は、必ず問われることであり次の職場に与える印象でもあります。自分はなぜ退職したいと思ったのか、次の職場を選んだ理由をしっかり考えていきましょう。向上心をみせる理由にもなりますよ。

転職の面接時に必ず聞かれる「退職・転職」の理由

退職理由を考えてみよう

退職(転職)理由は基本的には【前向きな理由】もしくは【現実的な理由】であることが理想的です。ですが、実際にはそうでない場合も多いのが現実…。面接官もそれはわかっているので、あまりに前向きな理由ばかりを語っても、本当の理由を隠しているのでは?と疑われてしまうこともあります。
(本当に前向きな理由であればもちろんそれでOKです)

退職理由が、マイナスなものであっても、それを上手く前向きな方向につなげて退職(転職)理由とするのが良いでしょう。

  

【前向きな理由】
■ 新しい分野に挑戦したい
■ 専門性の高い歯科衛生士になりたい
【現実的な理由】
■ ライフスタイルの変化
■ 専門性の高い歯科衛生士になりたい
【マイナスな理由】
■ 人間関係でのトラブル
■ 業務内容に関する不満
■ 給与に関する不満

「退職・転職」理由別、例文~前向きな印象を与える表現方法

新しい分野に挑戦したい

理由:矯正歯科で勤務をしていたが、歯科衛生士として、本格的な歯周病治療の経験も積みたいと考えるようになった。矯正専門医院ではなかなか歯周病治療に携わることができないため、転職を希望。

例文:

前職では小児に対するTBIやクリーニング、診療補助を中心に行っていました。一人の患者さまと長期的に関わり、非常にやりがいのある仕事でしたが、歯科衛生士として、やはり歯周病治療に対する知識、経験を積みたいと考えるようになり、転職を決意しました。

ライフスタイルの変化

理由:前職ではパートで短い時間の勤務をしていたが、子供の手も離れるようになったため正社員での勤務を希望。

例文:

子供も高校に進学し、ほとんど手もかからなくなってきました。そのため、今後は正社員としての勤務を希望しております。以前の勤務先では、非常勤で勤務をしておりましたが、残念なことに常勤での採用枠がなく、この度転職を決意いたしました。

人間関係でのトラブル

理由:前職ではスタッフが自分以外20代前半。30代半ばの自分はスタッフ間に馴染めず、ストレスを感じるようになったため退職。

例文:

前職では、スタッフの年齢層が低く、新卒衛生士への指導を中心に行っていました。ですが、自分自身もまだまだ未熟であり、学びたいという思いがあり、同年代やベテランの衛生士の多い医院で、先輩方の指導を受けながら、さらに歯科衛生士としての腕を磨いていきたいと思い、転職を決意いたしました。

転職(退職)理由、どのように説明していくのが良いか、お分かりいただけましたか?

人間関係のトラブルや、医院に対する不満が理由で退職している場合にそれを正直にそのまま話すと、言い方や、相手のとらえ方によっては「協調性がない人なのかもしれない」「採用しても、不満ばかり言ってすぐ辞めてしまうかもしれない」と不安な印象を与えてしまいます。

嘘を並べるのも良くありませんが、本当の理由であっても、言い回しや表現方法を工夫し、印象の良い転職(退職)理由に出来るようにすることがお勧めです。